【読者からのご質問】「このままでいいのか」という、40歳代中堅募集人のお悩みを真剣に考える<音声配信あり>

今日は、保険募集人の方からのご質問・お悩みに回答する回です。このコーナーでは若手募集人のお悩みを取り上げることが多かったですが、今回は、私と同じ40歳代の中堅募集人の方のものです。内容は、「このままでいいのか」という停滞感との葛藤というお話です。

私は現在47歳ですが、私自身も40歳当初(当時は会社員募集人時代)は、「このままでいいのか…」という感情は毎日抱いていました。今日は、このお悩みに私の経験も踏まえて、「40歳代の保険募集人の踊り方」について、真剣に回答してみたいと思います。

今回は、コラムのようなお話ですから、有料会員・無料会員、皆様がお読みいただけます。ぜひ、音声で聞いてみてください。

音声配信でお聞きになりたい方はこちら(本文)

では、本題です。今回は募集人の読者の方をKさんとして、このKさんから頂きましたご質問の内容の全文をご紹介したいと思います(一部、修正しております)。

「いつも、配信ありがとうございます。私は保険募集人として約12年であり、今年43歳になります(※直販か代理店勤務かはここでは伏せます)。最近では、おかげさまでお客様も増え収入も安定してきました。ただ、最近どうしても『このままでいいのか』という気持ちが頭から離れません。仕事の内容はここ数年、ほとんど変わっていません。既存客への保全、面談で毎日同じ感覚があります。お客様には喜んでいただいていますし、感謝の言葉もいただきます。最近の若手募集人では、AI活用などもあり、正直なところ焦りを感じます。ただ今さら大きく何かを変えることへの怖さもあります。個人としては住宅ローンもありますし、子どもの教育費もあります。この仕事は好きで、やりがいも感じています。ただもっと専門性を高めるべきなのかと考えます。岡田先生は、こういう時期をどうやって乗り越えてこられたのでしょうか。また、私のような40代の募集人に、何かアドバイスをいただけますでしょうか」

というものです。私たち保険募集人の仕事は、当然にお客様は変わっていきますが、「やること」はあまり変化がないので、特に会社員募集人の方などで長年継続しているとある種の「停滞感」を味わうこともあって、今回のKさんのように「このままでいいのだろうか」という感情と向き合っている方もいらっしゃるのかもしれません。私も、会社員募集人として30歳からスタートし、45歳まで会社員募集人でしたから、40歳になって「このままでいいのか」という感情と日々向きあっていました。今日は、Kさんの(特に会社員募集人に多いかもしれない)感情に真剣に回答してみたいと思います。

40歳になると、同じ仕事でも「ゲームが変わる」

今回のご相談者Kさんは、43歳ということですが、まずKさんにアドバイスしたいことは、40歳に突入すると明らかに「仕事の踊り方が変わる」ということです。これは40歳当時(現在進行形)だとなかなか気づくことが難しく、後になってわかるものです。「踊り方が変わる」というのは、同じ仕事でも、仕事の「ゲーム」が変わるのです。

20~30代のときでいうと、お客様に好かれることもそうだし、セミナーもそうだし、自分が「世界の中心」みたいな感覚があって、自分は『自分の人生の主人公』だったと思います。これは家族やプライベートでも同様の感覚があります。ただ、これが40歳代になると、明らかにゲームが変わってきて、「自分中心の世界ではなく、自分は誰かの応援者であり、常に『応援席』にいるような感覚になる」のです。仕事ではマネジメントや管理の側面があり若手のサポートに回ったり、あるいは家族でも子どもサポートをする。そうして、いつの間にか、自分は誰かの応援者なんだという感覚になるのです。これはいい悪いの話ではありません。大事なことは、30歳までと40歳からでは、明らかに『仕事の踊り方』が変わることを知っておくことが大事だということです。

私は、こういう性格で(笑)自分のことを内省するのが好きなのですが、自分の人生を振り返って明らかに「踊り方が変わった」と思う瞬間がありました。1つは、就職です。大学までは「勉学ができることが、優秀(1番)」というルールでしたよね(笑)。これが就職すると勉学なんて関係ない。仕事ができるかどうか。数字をあげることができるかどうか。明らかに『踊り方』が変わったのです。もう1つが40歳からの生き方です。40歳からは何が変わるかというと、上記のような「サポート」に回る側面があるという視点もありますが、もう1つあって、『自分の常識を超える、優秀な若手が出てくる』ということです。

私は、30歳までは特に優秀な同世代がいても何も臆することもないというか、『同等』とすら思っていました。ただ、これが40歳にもなると、明らかに優秀な20代、30代が目の前に現れ、その男・あるいは女性は性格も良く、その優秀さは誰しも一目を置くという存在を認めることになるのです。

これは、私と同世代の方で賛同いただける方は多いでしょう。また、プライベートでは子どもも成長する。家族の「幸せ」の価値観も変わる。また、40歳になると『健康面』の不安も顕在化してくる。公私ともに、踊り方が変わるのです。そして、今回のKさんのようなお悩み「このままでいいのだろうか」という不安・焦りがあり、ただ、プライベートの自身の生活を考える大きな変革にも踏み出せないというジレンマが生まれるのだと思います。

「安定」と「停滞」は、見た目がよく似ている

今回のKさんのお悩みで「このままでいいのだろうか」という葛藤ですが、Kさんはこの保険の仕事に本気で取り組んでおられて、真面目な方なのだろうと思います。これは「このままでいいのだろうか」という問いは、仕事に手を抜いている人は生まれない感情だからです。

私たちの仕事は、果てしないマネーモチベーションがある方以外(笑)、「毎日同じサイクルを回しているような感覚」になることも理解できます。特にこれは会社員募集人だとよくあるケースです。

保険募集人に限った話ではありませんが、仕事というのはある段階まで成熟すると、「できること」と「やっていること」がほぼ一致する時期が訪れます。努力しなくても回る。考えなくても動ける。外から見れば「安定した実力者」ですが、本人にとっては「成長の手応えがない」という状態です。で、「安定」と「停滞」というのは、これは自身も区別がつきにくいのです。ただ、ここにKさんが何か違和感を抱いているのだとすると、それは「そろそろ動け」というサインなのかもしれません。具体的には転職(会社を変える)ということなのかもしれません。

私には座右の銘があります。それはHPにもありますが、

これを知るものはこれを好むものに如かず。
これを好むものはこれを楽しむものに如かず。

です。「ある物事を理解し、ただ知っているだけの人は、それを好きな人には適いません。さらに、それを好きな人も、その過程を心から楽しんでいる人には敵わない」という意味です。私は常に、このFPナレッジも、募集の仕事も楽しむことがすべてだと思っています。Kさんのお言葉にも「この仕事が好きで、やりがいを感じている」というものがあります。この好きという感情を一段階引き上げて、「夢中」というレベルにしてみることです。これが「楽しい」という感覚です。

そして、Kさんに伝えたいことは、今の私も、常に「このままでいいのか」という感情というか問いが常に、隣にいます。これは消えませんし、消す必要もありません。これからも携えていく感情だということです。

私は変わっているのかもしれませんが、「このままでいいのか」という、「のか」に希望を感じます。「のか」の後述に続く言葉は、次へのエネルギーです。「いや、いいわけない!」です。このエネルギーが隠れていると思います。

私も47歳募集人でもうすぐ50歳です。諸先輩方では、50歳でも60歳でも活躍されている方は多い業界です。まだまだ若手も負けず、これからも大きなロケットを発射するくらいの勢いでお互い頑張っていきましょう!

Kさん、応援しています。今日は短いですが、ちょっと大阪まで移動もあって以上とさせてください!

大阪でFWDの研修に参加しますが、もしお会いできる方がおられましたら、名刺交換しましょう!

▼私、岡田にナレッジで配信してほしいことは募集します▼

※私に「こういうネタで配信してほしい」というリクエストがあれば募集します。

https://forms.gle/jQosAjiTAJniykNh6