生命保険は、「真に必要な人に正しく届けて役に立つ」<音声配信あり>

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今日は、私が昨日「ITC Agents Japan 2026 / ITC Japan 2026」というイベントに参加させていただき、そのなかで感じたこと、印象に残ったことをアウトプットさせていただくというお話です。

今回の取り上げる「ITC Agents Japan」は、保険代理店向けグローバルカンファレンスですが、副タイトルで「代理店の進化が、保険業界を変える」のとおり、日本の保険流通の最前線で活躍する代理店、保険会社、デジタルプラットフォーム、サービスプロバイダーをつなぐことを目的に、日本では初開催となります。

そもそも、「ITC Agents Japan」のイベントについて、詳しく触れさせてください。ITC(InsureTech Connect)はHokanグループが企画・運営(共催)しており、世界中の保険業界関係者が集まり、『テクノロジー × 保険 × ビジネス』の未来を議論するイベントです。保険業界では、今年、「保険業法改正を含む制度環境の見直し」がありますが、それだけなく、AIなども含めてテクノロジーの進化も一気に導入されつつあります。そういう転換にはふさわしいイベントだと感じました。参加されておられたのは、保険会社経営者・幹部層、保険代理店経営者・幹部層、保険会社関係者、スタートアップ企業などです。

以下、詳細をまとめたnoteのリンクを張っておきますので、興味がある方はご覧ください。

▼ITC Agents Japan2026現地レポート (株式会社CIEN)▼

https://note.com/cien_insight/n/n2521831a24db

▼株式会社hokanサイト▼

https://www.corp.hkn.jp

「ITC Agents Japan」は昨日25日・26日で開催されており、本日もありますが、私が昨日参加してみた感じたことを即アウトプットしたいと思ったことを書いてみたいと思います(早くアウトプットしないと忘れてしまうので)。

で、今回の「ITC Agents Japan2026」の特別講演として、金融庁 監督局 保険課 保険代理店監督企画室長・白藤 文祐氏(はくとう ぶんゆう、以下:白藤氏)が登壇され、「改正保険業法と保険代理店への期待」というテーマでお話されました。白藤氏は、2014年から金融庁監督局 保険課に在籍され、ほぼ一貫して保険行政に従事されておられる方です。この方の基調講演とあって、私はもちろん参加者の興味は非常に高かったと思います。

白藤氏の講演では、ビックモーター社をめぐる事案「保険金不正請求事案」、昨今の「情報漏えい等事案の概要」「比較推奨販売の適正化」など、2023年から2026年今年に至るまでの、不適切事案の発生から法改正までの経緯が整理されました。また、「保険代理店に対する規制及び監督の全体像のイメージ」というまとめのスライドがあったのですが、これが非常にわかりやすかったです(投影されたスライドをお見せしたいくらいです)。

お話の中で、印象深かったのは、「そもそもなぜ比較推奨が難しいか」という論点で、そもそも代理店は、保険会社の監督だったところで、「乗り合い代理店」と進化したわけです。その進化の中で、代理店は(分かりやすい表現を私なりに解釈していうと)保険会社の言うことを聞いている状態でOKだったわけです。ただ、比較推奨名の「比較」が求められるのは代理店だけであり、保険会社は関与しないので、本当の意味で代理店が自ら考えて、実行する必要がある」という点です(これは私の解釈)。

ここで、白藤氏がおっしゃっておられたのは、「比較というのは、商品の比較を言っているのではなく、お客様のニーズというか、お客様の理解を深めてから提案してほしい」ということだ、というものです。

白藤氏は、今、大型代理店から、中堅代理店など全国の代理店を訪問されているとのことで、その中で、顧客サイドにおける、リスクマネジメントの必要は高く、その活動の結果が「契約」であって、地域を活性化させる代理店の役割は大きいとおっしゃっていました。

ここで私が感じた(解釈した)のは、何よりも「顧客理解をして提案してほしい」というメッセージなのだと感じだということです。比較推奨というと、私たち現場サイドは、「比較」という形で、3社比較とか、そういうイメージが近いですが、何よりも大事なことは、保険を提案する前にしっかり顧客を理解する、損保では、顧客の業務を理解する、それがあって保険提案が初めてできるということだと思ったということです。

損害保険の分野では、そもそも、お客様の業務内容、売上、利益、従業員数などが分からないと提案できない(設計書が作成できない)というものも多くあります。文字通り、顧客理解をしていないと提案できません。ただ、生保は、ここが違って(知らなくても)提案はできてしまう。ここに生保の危うさも存在していると考えます。保険業界(というか金融業界)には、顧客と提供者である私たちとの間に「情報格差」がどうしてもあるものです。生保においても、しっかり顧客理解をして提案しないと、大きく間違った提案になると思います。

リスクマネジメントとは、「リスクの移転/回避/低減/保有」です。これはつまり、保険に入らない(リスクの保有)もリスクマネジメントであるわけです。つまり、保険がいるのかいらないのかも含めて、しっかり顧客理解をすること。これが求められているし、白藤氏が我々、保険代理店に伝えたいメッセージだと感じました。

実は、今日のタイトル「生命保険は、真に必要な人に正しく届けて役に立つ」というものは、白藤氏のお言葉で、私が非常印象深い言葉でした。

「ITC Agents Japan2026」では、様々な方の講演を聞くことができましたが、私が感じたのは本当に保険会社には優秀な方が多く、そういう方々が(もちろん自らのビジネスをよくしていくという意味はあるものの)この業界をもっとよく、強く、そして、いいサービスを顧客に届けるために、日々努力をされているわけで、私たち代理店はその最前線にいるのだということです。

ごめんなさい、今日寝坊して一気に書きました(笑)。すみません、もっと書きたいんですが、時間なくて。今日は以上とさせてください。

以上です。